ウッドラックのパーツ品
ウッドラックのパーツ作り

北海道林産試と共同で3層パネルの生産を進める

北海道愛別町緑川木材()を訪ねて

機械は年代物ばかり
「儲からないので中古を上手く使いこなしている」
社長自宅、娘さんが整体院を開業中
サンダー(菊川鉄工所)
3層パネル用木取り材
 北海道産のカラ松、トド松の素材を活かした自然感あふれるガーデニング用・収納インテリア製品及び3層パネルの製造を進める緑川木材株式会社(北海道上川郡愛別町字南町472、緑川倍生社長(=写真)、電話01658-6-5855)をこのほど訪ねた。
 3層パネルの開発に当たっては、北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場(旭川市西神楽1線10号、中島俊明場長、電話0166-75-4233)と共同開発製品として発表したもの。

おいしくなりかけると、中国産にもって行かれてしまう
 緑川社長は、先代が製材工場を創業してから約50年、会社はいろいろと変遷してきた。1993年(平成5年)にノックダウンのウッドラックの生産を始めた当時は、全国のホームセンター向けにかなりの量を生産していたが、間もなく中国産の低価格に席巻され販売は落ち込み、今は通販ルートに載せている程度に量も激減してしまった。
 その後、家具用にシナの突板を貼った引出等の部材も全国に販売していたが、これも中国産が入り価格では当然勝てず撤退を余儀なくされた。こうして「商売としておいしくなりかけると中国産にもって行かれてしまうという始末です」。
 その間に造作用の集成材も生産しているが、「生産量は不十分なので集成材技術を生かして、歩留まりを向上させた3層パネルを林産試の野田研究員に性能試験を委託して、住宅用構造材として各種試験をクリアさせ大臣認定取得に向かっているところです」。
 3層パネルの素材は、カラ松製80%、トド松製20%の割合で、サイズは3×6尺を主に、1×2m、3×8尺を、厚みは、21、24、30、36oで、年間約5000枚を生産している。「今後は、このパネルを主力製品として量的にも増産していきたい。また、工務店と協力して住宅設計の共同開発など推し進めて行く予定です」と語った。

社 歴
 昭和30年(1955):初代緑川勝一により北海道常呂郡佐呂間町にて緑川木材を創業 経木の生産を開始
 昭和35年(1960):緑川木材株式会社を設立、緑川勝一が代表取締役に就任 造材、製材、素材販売を営む
 昭和49年(1974):集成材の生産を開始 昭和52年(1977):佐呂間別川改修工事の区域内にあたるため、上川郡愛別町に工場を移転
 昭和56年(1981):家具部材の生産を開始 平成05年(1993):ウッドラック、家具部材、集成材等各種木材加工品の生産を開始
 平成10年(1998):緑川倍生代表取締役に就任
 平成14年(2002):3層パネルの生産を開始
生産品目
 ・組立て式収納・インテリア木製品製造  ・カラマツ・トドマツ3層パネルの製造  ・マキストーブ用の薪  
  資本金 2000万円 従業員 7名
◇3層パネルの構造等、詳しい説明は林産試Webを参照。
http://www.fpri.hro.or.jp/dayori/1106/1106-2-2.pdf
◇緑川木材サイト http://www.hsc.or.jp/green/


3層パネルを使用した「エコハウス美桑」施工例
ダブルサイザー(庄田鉄工)
パネル上がカラ松、下がトド松(白い物)
WOODFAST 11-7
3層パネルのサンプル 3×8尺物→
ワドキン社(英)製モルダー