クワイエット リビング
        RSソファー  レジェーロ ダイニング    
アティラ リビング
プレーン リビング
クワイエット リビングソファー
特注会議テーブル
本社ショールームを取材した写真から
  数カットを掲載。


カンディハウス
ストライプ リビング
ペトラ ダイニング
技術に裏打ちされたデザインと感性
北の総合メーカー(株)カンディハウスを訪ねて PARTⅡ
渡辺直行社長の“デザイン”について気軽なトークと、
本社ショールームの紹介
クォード リビング
エクリプス リビングソファー
デザイン教育の強化と、その広範な応用を
 前稿と趣を変えて、今回は情緒的価値としてのデザインについて紹介しよう。
 流行に左右される女性のファションは、色彩などが可愛いか否かで良し悪しを判断されることも多く、情緒的価値が重視されるものの代表である。一方、カメラなどは、画質や操作性など機能的価値が優先される。家具の世界で考えてみると、数千年も前から椅子やテーブルの使い方に大きな変化はないため、性能や機能で評価されることは少なく、むしろ色合いや形や木目などデザインの良し悪しが情緒的な価値として重視される。
 家具産業が木材加工産業にカテゴライズされる我が国とは違い、ヨーロッパではデザイン産業の一分野として認識されている。優れた木工技術を基礎として磨くことは極めて重要だが、デザインが良くなければ高い評価を得ることはできない。日本では作り手とユーザーの間に価値観の乖離が大きく、デザインと技術の融合が大きな課題になっている。
 エネルギーや資源のない我が国が加工貿易国として経済発展を遂げたのは過去の記憶となりつつある。堺屋太一氏が最適工業国とまで評した日本の技術や社会のしくみが今日では足枷になっていることも少なくない。それとは対照的に、アメリカでは30年も前から製造業離れが進み、サービス業やマネーゲームに経済成長を託してきた。その結果、失業率の高い格差社会を作ってしまった一方で、ユーザー目線を優先する消費者本位の社会を作ったことも見逃せない。たとえば生活者の視点に立てば、テーブルとイスなどの家具と食器や食品が陳列されたインテリアショップは理にかなっている。工業立国日本にはない、マーケットイン思考のアメリカならではの商売である。今までにない一見異質な商材を編集して品揃えをした多様な店舗が、サンフランシスコなどの大都市には増えている。アメリカの流通業には、学ばなければならないヒントも多い。
 最近、日本の家電産業が著しく力を失っている。これは、単に円高で価格競争力が低下したことだけが原因ではない。日本が誇る技術力を偏重しすぎたことがユーザーとのギャップを広げたのだと思う。技術を研ぎ澄ますことは日本の強みではあるが、デザインは五感に直接訴えかける価値を作り出す手段として不可欠なのである。韓国では国を挙げてデザイナーの育成に力を入れていると聞く。中国においてもデザインを教える学校が1000校を超える。両国ともデザインを最重要戦略として位置付けている。
 ものづくり大国日本の再生にも、国家戦略としてのデザイン教育の強化とその広範な応用が不可欠である。
tosai LUX シリーズ
テーブル tosai LUX (トーザイ ラックス)
テーブル CANYON(キャニオン) 
woodfast '13.2.
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テーブル HAKAMA(袴をイメージ)
WING LUX シリーズ

デザイナー:ペーター・マリー氏(1936年ドイツ生まれ)