全国の木工機械販売業者107社で構成する全日本木工機械商業組合(東京都台東区浅草橋1-23-11、桑原柾人理事長=奈良・フソー㈱社長、03-5825-3630)は、5月25日午後2時から松山市道後湯之町の慶応四年開業の老舗旅館大和屋本店で第51回通常総会を開いた。
 総会は安塚公紀事務局長の司会で、まず、組合員総数107社、出席38社、委任状42社の過半数をもって総会の成立を告げたのち開会挨拶で福本寛之副理事長(名古屋・㈱フクモト社長)は、本総会に全国から多くの会員各位を迎えられたことは四国支部各位が幹事として、今回の開催に尽力されたことに感謝するとともに、本総会で闊達なご意見を賜りたいと挨拶する。
 続いて桑原柾人理事長は、本日は全国各地から参加していただいたことに感謝しています。世の中、トランプと北朝鮮の騒がしい話題ですが、我々業界は日本木工機械工業会がまとめている生産額上位20社のデーターをみると2012年は約400億円のところ、ここ数年は約950億円と約55%ほど伸びていることが分かる。一方我々組合員も同じく2011年は約290億円で有ったが、近年は約400億円を上回るとみている。地域に格差があるものの総体的には伸びていることが分かる。所謂フォローの風は吹いているとの見方ができる。心にはいつもメーカーは作る人、ディラーは情報力とメンテナンスの良さを持ってユーザーに貢献する。殊に機械の高度化に対応できるよう組合活動の一環としている技術研修会への参加で技能のレベルアップに心がけることが重要である。我々商社の責務として心を引き締めると同時に、本日の懇親会の席で大いに情報交換の場としての活用と有意義なひと時を共有して欲しい、と挨拶する。次いで物故者への黙祷のあと桑原理事長が議長席に付き、次の議案審議が行なわれた。
第51回通常総会議案審議は次の通り。
第1号議案 平成29年度事業報告の件
第2号議案 平成29年度収支決算報告、監査報告、欠損金処理(案)の件
第3号議案 平成30年度事業計画(案)の件
第4号議案 平成30年度予算(案)の件
第5号議案 その他の件
各議案はそれぞれ審議の末、承認された。
 なお、3号議案の30年度の事業計画(案)及び主要事業クリックしてください。(配布資料転載)
 総会終了後は、愛媛大学共創学部准教授の山本智規氏が「木材産業におけるロボットによるイノベーション」と題して講演した。
講師の山本智規氏
総会会場
  開会挨拶の福本寛之氏        理事長挨拶の桑原柾人氏
 全日本木工機械商業組合
 第51回通常総会開く
松山・日本の宿 風姿花伝大和屋本店
                                                                  Woodfast '18-06
全日本木工機械商業組合