DKSHジャパン㈱(神戸市灘区摩耶埠頭)は、7月1日から7月17日までビジネスサポート個別内覧会を開催した。当初は例年のスプリングフェアを4月に開催を予定したが、新型コロナウィルスの影響で止む得なく延期した。その後5月下旬には緊急事態宣言も解除されたが、先の読みづらい時期でもあり、来場人数を制限した個別内覧会に切り替えた。内覧は開催日の午前と午後に事前登録者2組ずつの来場者を決めて、衛生面の管理を徹底し、感染拡大の防止に配慮して開催した。
 開催にあたり従業員の健康管理は地域の感染拡大予防ガイドラインに従い、マスク着用はもとより、来場者の検温・消毒、そして、会場内での社会的距離の確保、商談スペースには飛まつ防止対策用パネルを設置するなど、感染防止への取り組みが行なわれた。
 神戸での展示機は、マシニングセンタ2台、モルダー2台、自動クロスカットソー、ギャングソー、エッジバンダー、スライドソー等、計12台を出展。今回の初出展機は、縁貼り機能付きマシニングセンタ「Morbidelli P200」や自由軸付きモルダー「U523」で、それぞれ来場者の注目を集めた。
 この時期の開催で集客の不安はあったが、それでも毎日コンスタントに数社ずつの来社であったが、設備導入への関心の高さがうかがえた。来場者の地域は西日本を中心に31組があり、会期中のスケジュールはすべて埋り、具体的な話を用意した来場者は、従来のフェアと同様に引き合いも多く、特に興味を引いた機種は、モルダーやスライドソー、オプティカット、そしてマシニングセンタだった。実際に展示機の3台を含む多くの受注を得たという。
 来場者を制限した関係で、イベント自体、いつものような賑わいはないものの、少人数制の効果で、個々の顧客に細やかに応対できた。顧客側も詳細な説明を受けることで、疑問点もその場で解決でき、理解度も一層深まったという。       
 続いて7月27日から、埼玉ショールーム(埼玉県春日部市)で、2週間の会期で同様のフェアを開催する。こちらもマシニングセンタやモルダー、スライドソーなど、DKSHの主力機種6台を出展する。コロナが終息を迎えるまでは、この新しい試みを続けていくことになるが、イベントの手法としては好結果を得たという。
 また、今回どうしても会場に来られない方からは、個別訪問の要請も受けているが、移動自粛で訪問もはばかられる場合に備え、ニュースレターやウェビナーなども活用しながら、木工ビジネスのソリューションに関する情報発信を今後も積極的に行なう予定でいる。

神戸ショールーム出展機
① パワーロックモルダー「パワーマット700 + アプリ」
② 高性能モルダー「ユニマート523」 NEW
③ 自動クロスカットソー「オプティカットs50」
④ ギャングソー「ヴァリオリップ310M2」
⑤ 成形刃物研磨機「ロンダマット960」
⑥ 刃物外周測定器「オプティコントロール」
⑦ 5 軸制御式 CNC マシニングセンタ「Accord 25FX」
⑧ 縁貼り機能付きマシニングセンタ「morbidelli P200」 NEW
⑨ 高性能スライドソー「minimax si x」
⑩ 直線自動縁貼り機「Stefani KD-HP」
⑪ 手押しかんな盤「F410 NOVA」
⑫ 手押し・自動複合かんな盤「FS520 CLASS」

埼玉ショールーム出展機
⑬ 高性能モルダー「ユニマート318」
⑭ 直線自動縁貼り機「Olimpic K360 T-E」 NEW
⑮ 2 連式自動ワイドベルトサンダー「dmc sd 90」
⑯ 5 軸制御式 CNC マシニングセンタ「Tech Z5」
⑰ 自動クロスカットソー「オプティカットs50」 NEW
⑱ 高性能スライドソー「minimax si x」
資料提供:DKSHジャパン
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