　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Woodfast '17-10

ホルツヘル社のエッジバンダー左から　 Lumina1584　／ Sprint1329 ／ Auriga1303　

デザイン性と加工精度のための最新テクノロジー
「木工を変える新技術展」開く（奈良・フソー）

完全にIT化された新しい家具生産システム／接着剤を使用しない縁貼り／
プログラム不要の曲線自動縁貼り／ほか各マシンを公開

フェア会場スナップ

　会期中の来場社数は81社、入場者数は122名で、ここ数回開催したフェアに比べて効果が上がったという。
　ほかに実演展示した機種は世界的トップメーカーとして、日本市場に多くの実績を誇るドイツのアーテンドルフ社(ALTENDORF)製スライドソー、ホルツヘル(HOLZHER)社製ランニングソーとホルツヘル社の５軸CNCボーリング、同エッジバンダー３機種、ケースクランプのガンノマット(GANNOMAT)社のConcept70、スイス・ラメロ(Lamello)社製のP・システム組立金具、モバイルラックトランスポート、伊グリジオ社のプレナーFS-410、Ayen社の全自動節埋め機、マルチ・ポーラーなど、各機のコーナーで来場者は設備導入を前にした機種の選定に熱心に説明を受けていた。
　先ずは会場の模様を写真で紹介しよう。

HOLZHER NEXTWC 2702

完全ＩＴ化でノンプログラミングの家具生産システム

NEXTECで最新の工場に！
客先での設計、見積もり、受注、納期の回答
までできます。
キャビネット設計からサイズの変更、全パー
ツの加工まで１台でできます。
あとはエッジ貼り後、組立、出荷へ。
多品種小ロットから中ロットまで可能です。

本社・ショールーム

自動曲線縁貼り機 VECTOR Revolution120の実演に来場者は熱心に説明を聞く　　　　　　スカーフジョイントで仕上げはきれい

スイス・ラメロのシステム組立金具コーナー

NEXTEC 7705 システム操作の説明

刃物コーナー・ライツ

イタリア・グリジオ社の手押・自動鉋兼用機

GONNOMAT社のケースクランプ

JOWIのトランスポートラック

Ayen マルチ・ポーラー／全自動節埋め機

アーテンドルフのスライドソー　EvoDrivw F45

ホルツヘル社の左から　５軸ボーリングCNC/プロマスター7125 ／　ネスティングシステム Nextec 7705 ／ランニングソー CUT-6120　

　木材加工機械、輸入機械、省力化機械ディラーのフソー株式会社（奈良県桜井市吉備588-1、桑原柾人社長、0744-43-2020)は、9月28日～30日の三日間本社ショールームでテーマ「木工を変える新技術展」を開催した。
　今回のフェアでメインにしたマシンは、初展示となるホルツヘル(HOLZHER)社の「NEXTEC 7705」は、完全IT化でノンプログラミングの家具生産システムで、キャビネット設計からサイズ変更、全パーツの加工がこの１台で多品種小ロット～中ロットまでに最適な加工ができる。
　次にベクター社(NZ)製の「Revolution 120」は特許の倣い機構により、簡単な操作で複雑なプログラムの作成不要で、縁貼り、トリミング、サーフェイシングが一工程ワンパスで行える。さらにジョイント部はスカーフのため正確できれいに仕上がる特徴を備えている。